21世紀の主流
マグネシウム・ホイールの特徴
≪モータースポーツシーンで常識≫ 地上最速のスピードを誇るF1をはじめとし、F3000、ル・マン、インディ、WRCl000湖ラリ一、数々の華麗なモータースポーツのシーンで必す登場するのが、マグネシウム・1ピースホイールだ。これらレ-スを主戦場にしたマグホイ-ルの歴史は、フエラーリ が初めて採用した1965年、以降レース界ではマグホイールが常識化していくことになった。と同時に、レース界で絶対的な評価を得たマグホイールは、一般公道を走る高性能スポーツカー、アルファロメオ、フエラーリ、ランボルギーニを初めとして、さらにはBMW、アバルト、ランチア、ヂ・トマソ等々にも次々と採用されていった。 ≪マグネシウム・ホイールのメリット≫ 【軽量】 比重がアルミニウム2.70、チタニウム4.51、スチール7.87に対して、マグネシウムは1.74 。ホイールに求められる命題「軽さ」の点で圧倒的に有利な素材である.
〔加速・減速性能、ステアリングレスボンス向上〕 1. 知の通り、回転部分の外周が軽いほど少ない力で回転・停止ができます。これは回転がハイスピードになるほど差は広がります。 ホイールの重量にさほどの差が無くても、外周部(リム部)の重力はマグネシウの場合、アルミニウムの3/5の重力になるため、加速・減速性能がアップし、単に3/5の重力だけでなく、回転運動により数倍の効果が得られる、素早いステアリング操作が可能となります。 2.バネ下が軽くなるとスプリンク(サスペンション)の伸縮量が少なくなり、振動の収まりも向上することから、コーナーリングや加減速時の荷重移動がスムーズになり、不安定な拳動が少ない安定したドライビングが可能である. 〔燃料の軽減とCO2削減〕 ホイール径を上けることにより、タイヤ重量が下げられ、バネ下重量の軽減化が図れます。 又、ホイール重量がアルミと同等でも、マグホイールの外周部(リム部)の重カはアルミホイールの3/5の重力になり、回転運動により数倍の軌果が得られます.バネ下重量の1Kgの軽量化、バネ上重量では15Kgもの軽量化に匹敵し、燃料の軽減とCO2排出の削減効果が出ます。CO2、30%削減
【強度】 軽量化と同時に剛性が求められるホイール材には、単純に軽い素材でけ適さない。強さと軽さを同時に表すデータ「比強度」(引張り強さ÷比重)の比較では、スチール5、アルミニウム9、マグネシウム15と、他の素材を上回るデータを誇っている。
【リサイクル】 マグネシウムは、プラスチック等に比べ再処理(リサイクル)する際、燃焼することにより不純物が飛び、又、プラスチック等に比べ静電気がおこりにくく(不純物か付着しにくい)元の素材にしやすい金属で、リサイクル問題もクリアします。
【無限に広がる用途】 マグネシウムは実用金属最も軽く、耐熱性に優れ、リサイクル可能という特徴を生かして、軽量化の要求度が高い分野で採用されています。 ・ポータブル機器(ノート型パソコン、ハンディビデオ、ポータブルCD、MD等) ・家電機器(テレビ、冷蔵庫等) ・自動車部品(レース用ホイール、トランスミッショソケース、クランクケース等) ・航空機(ホイール、ベルクランチ、航空カメラ等) ・光学機器(テレビ用カメラ、業務用ビデオカメラ等) ・宇宙工学分野 又、他の分野においても研究・沌究が行われており、用途は無限に広がります.
≪他社をリードするRSワタナベのマグホイール≫ ● RSワタナベでは、1968年創業以来レースカー(フォーミュラ)の開発・製造、及び、アルミとマグホイールを製造・販売しており、 ● サイズバリエーションはアルミホイールのほぼ全サイズと豊富で、価格もアルミの約15%UPの求めやすい価格を実現し、 ● 又、1996年2月、RM8(マグネシウム・2ピースホイール14-6J)が、日本車両検査協会で行われた軽合金ホイールの品質基準であるJWL・ⅤIA試験に、マグネシウムホイールとして国内では初めて合格.今後は、1ピースのマグネシウムホイールを暫時受験し、合格品を市場に送り出していく予定. ※運輸省が定めたJWL基準にそったⅤIA試験は、疲労試験や強度試験などホイール耐久度を試す内容で「世界で最も厳しいホイール基準」といわれている。 ●1999年秋には、1ピース鍛造マグネシウム・ホイール(15~19インチ)『サイクロン』を、順時発売して行く予定。 |